保育士の人件費が5.3%増|ニュースから読み解く“給料が上がらない園・上がる園”の決定的な差

2025年度、保育士の人件費が「5.3%増」になるというニュースが大きな注目を集めています。こども家庭庁が発表した処遇改善策により、補正予算には844億円が計上され、保育士の年収は平均で約20万円アップすると報道されました。
しかし現場では、
「正直、給料が上がった実感がない…」
「処遇改善って毎年言われるけど、何が変わったの?」
という声が多く上がっています。
なぜ人件費は増えているのに、給料が上がらない園が存在するのか。
逆に、しっかり給料が上がっている園との「決定的な差」はどこにあるのか。
この記事では、以下を、現場目線でわかりやすく解説していきます。
- 人件費5.3%増のニュースの本質
- 給料が上がらない園の構造
- 給料が上がる園の共通点
- 今後の業界の変化と転職判断の基準
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保育士の人件費「5.3%増」とは?ニュースの要点を整理

まずは、今回の「人件費5.3%増」が何を意味するのかを正しく理解しておきましょう。
どんな調査・データなのか?
今回の改定は、こども家庭庁が2025年度(令和7年度)の公定価格における人件費部分を5.3%引き上げる方針を決定したことによるものです。
- 調査主体:こども家庭庁
- 対象施設:認可保育所・認定こども園など
- 改定率:前年比 5.3%増
この引き上げは、国家公務員の給与改定(人事院勧告)に連動した「人勧分」がベースになっています。
2024年は10.7%増と過去最大でしたが、2025年もそれに次ぐ過去2番目の高水準です。
なぜ今、人件費が上がっているのか?
人件費が引き上げられている背景には、次の3つがあります。
- 処遇改善を国策として進めているため
- 深刻な人手不足に歯止めをかけるため
- 離職率の高止まりを防ぐため
保育士の平均月収は約32.9万円と、全産業平均より約6万円も低い水準です。このままでは人材が確保できず、保育そのものが成り立たなくなる危機感が、国全体に広がっています。
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人件費が増えても「保育士の給料が上がらない園」が多い理由

ここが、現場の保育士が最も疑問に感じているポイントです。
増えたのは“総人件費”であって“基本給”ではない
人件費が5.3%増と聞くと、「そのまま給料が上がる」と思いがちですが、実際は違います。増額分の多くは、次のような用途に使われています。
- 交通費の増額
- 派遣職員の人件費
- 残業代
- 加配職員の増員分
つまり、個々の保育士の基本給が必ずしも上がるわけではありません。
処遇改善加算が“全額給与にならない”カラクリ
処遇改善加算は、
- 賞与として支給
- 一時金として年1回支給
- 手当として分配
など、園ごとの裁量に大きく委ねられています。
さらに、給与として支給する場合は、社会保険料の事業者負担分も発生します。そのため、自治体から入ってきた金額をそのまま職員に配ってしまうと、園側の持ち出しが発生する構造になっています。
園の経営圧迫が始まっている現実
人件費が上がる一方で、
- 物価高
- 光熱費の高騰
- 給食費の上昇
といったコストも同時に膨らんでいます。
その結果、「人件費が上がっても、給与に十分回せない園」が増えているのが実情です。
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逆に「給料がちゃんと上がっている園」の特徴とは?

一方で、実際にしっかり昇給が実現している園も確実に存在します。
国の加算を“給与に100%反映”している園
ホワイト園の最大の特徴は、処遇改善加算を
「賞与」ではなく「基本給アップ」に反映していることです。
これにより、
- 月給
- ボーナス
- 退職金
すべてが連動して底上げされます。
定員が安定している園
給料が安定して上がる園は、次の特徴があります。
- 常に定員が90%以上
- 地域からの信頼が厚い
- 見学や入園希望が絶えない
定員の安定=収入の安定=給与の安定に直結します。
離職率が低く、採用コストがかからない園
離職が多い園ほど、
- 求人広告費
- 人材紹介手数料
- 新人教育コスト
にお金がかかり、その分、給与に回せなくなります。
人が辞めない園ほど、給料が上がりやすいのです。
園長・理事長が“経営感覚”を持っている園
- 人件費を「コスト」ではなく「投資」と考える
- 長期的な財務設計をしている
この意識の差が、給料格差を生みます。
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給料が上がる園・下がる園の二極化
今後は、
の二極化が一気に加速します。
同じエリアでも、月収に5万円以上の差が出る時代に入っています。
人手不足がさらに深刻化する理由
給料が上がらない園からは、
→ 給料が上がる園へ
→ 保育業界の外へ
と人材が流出します。
その結果、人手不足がさらに深刻化します。
倒産・閉園リスクが高い園の特徴
次の特徴が重なっている園は要注意です。
- 慢性的な定員割れ
- 賞与が出ない
- 処遇改善の説明が一切ない
- 求人を出し続けている
人件費を払えない園は“働き方”が地獄化する
給料が上がらない園ほど、
- ワンオペ増加
- サービス残業
- 業務負担の増大
が起こりやすく、働き方はどんどん過酷になります。
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保育士は今、転職すべき?残るべき?判断基準

今すぐ転職を考えた方がいい人
次の項目に当てはまる方は、転職を本気で検討すべきタイミングです。
- 何年も昇給がない
- サービス残業が常態化
- 処遇改善の説明が一切ない
- 人が辞め続けている
今の園に残ってもいい人
一方で、次の条件がそろっている場合は、今後も昇給の可能性があります。
- 昇給ルールが明確
- 処遇改善の説明がある
- 人間関係が安定している
- 定員が常に埋まっている
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人件費が上がるほど「職場環境の格差」は広がる現実
忙しくなる園・楽になる園の差
人件費に余裕がある園ほど、
- 事務員配置
- 行事の見直し
- 業務の分業化
が進み、現場の負担が大きく下がります。
DX導入園 vs 紙だらけ園
- 連絡帳アプリ
- 勤怠の自動管理
- 電子化された記録
これらを導入している園ほど、残業が少なく、給料が高い傾向があります。
加配がつく園 vs ワンオペ状態の園
人件費に余裕がない園ほど、
- 加配なし
- フリーなし
- 休憩が取れない
という悪循環に陥ります。
よくある質問(FAQ)
今の園、このままで大丈夫ですか?

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まとめ|「人件費5.3%増」は“チャンス”でもあり“淘汰の合図”でもある
人件費5.3%増は、
保育士にとって「給料が上がるチャンス」であり、同時に「園の経営力が丸裸になるタイミング」でもあります。
- 給料が上がる園は生き残る
- 給料が上がらない園は淘汰される
この流れは、もう止まりません。
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