11月に保育園で歌いたい季節のうた|秋を感じる保育の音楽活動

木々が赤や黄色に染まり、落ち葉が舞う11月。
園では、いもほりや勤労感謝の日など、季節を感じる行事がたくさんあります。そんな時期にぴったりなのが、秋の自然や温かい気持ちを歌で表現する保育です。この記事では、「どんぐりころころ」や「まつぼっくり」などの定番ソングから、年齢別の取り入れ方、音楽あそび・製作との組み合わせまで、11月の保育を彩る歌のアイデアをたっぷり紹介します。
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11月の歌で育む「季節と心」の保育

11月は、木々が赤や黄色に染まり、落ち葉が風に舞う季節。
朝夕の冷え込みのなかで、子どもたちは少しずつ冬の訪れを感じ取り始めます。
そんな自然の変化を「歌」で感じることは、子どもの心の発達を支える大切な保育活動のひとつです。
たとえば「まつぼっくり」「もみじ」などの童謡には、自然と心を結びつける言葉とリズムがあふれています。歌詞の中に登場する季節の風景や色、音を感じ取ることで、子どもたちは「季節って楽しい」「自然ってきれい」という感性を育んでいきます。
また、歌を通して感じる季節感は、日々の生活リズムや心の安定にもつながると言われています。
「今日はどんな歌を歌おう?」「この歌はどんな季節かな?」といったやりとりを重ねることで、子どもたちの想像力や表現力が自然に伸びていくのです。
11月の歌が育てる3つの力
① 季節の変化を感じる力
紅葉や落ち葉、冷たい風など、五感を通して季節を味わうことで感受性が育ちます。
② 自然への関心や命へのまなざし
「どんぐり」「きつね」「いも」など、生き物や自然の恵みを歌う曲を通して、命へのやさしさや感謝の気持ちが芽生えます。
③ 仲間と共に歌う喜び
みんなで声を合わせる体験は、「一緒に作る」達成感と協調性を育てます。歌のテンポや強弱を共有することで、集団の一体感が生まれます。
保育実践のポイント
11月の歌を選ぶ際は、
「秋の実り」「感謝」「自然の色」をテーマにすると、行事や絵本との連動がスムーズです。
たとえば「いもほり」「勤労感謝の日」「落ち葉遊び」などの活動と組み合わせれば、歌が行事の導入やまとめにもなります。
歌は「季節を感じる教材」。
子どもたちが“聴く・見る・動く”を通して、自然と心を結びつける時間をつくりましょう。
秋を感じる定番の歌

秋の深まりを感じる11月には、自然や風景をテーマにした童謡がぴったりです。
色づく葉っぱ、落ち葉の音、さつまいもの香りなど、五感を刺激する歌は、子どもたちにとって“季節を感じる教材”になります。園児がよく知っている曲を中心に、自然体験や行事と組み合わせて歌うことで、保育の時間がより豊かになります。
まつぼっくり
シンプルで覚えやすいメロディーと優しい歌詞が魅力の一曲。
実際にまつぼっくりを拾って触ったり、ころころ転がしたりしながら歌うと、自然への興味と発見の楽しさが広がります。
「まつぼっくりが あったとさ」で手を丸くして、「ころころ」で腕を回すなどの手遊びを加えると、身体でリズムを感じられます。
園庭や散歩先で「まつぼっくり探し」をしたあとに歌うと、体験と音楽がリンクして記憶に残る保育になります。
やきいもグーチーパー
じゃんけんを取り入れた秋の定番手遊び歌。
「いもほり」や「おいもパーティー」といった行事の導入にもおすすめです。
「グー・チョキ・パー」の動作を大きくつけて歌うと、全身運動にもなり、寒い季節のウォーミングアップとしても効果的。
歌いながら自然と笑顔が生まれる曲なので、朝の会や集会前の導入にも向いています。
保育ポイント
こぎつね
秋の山で遊ぶ子ぎつねを描いた、情緒豊かな童謡です。
「もみじのかんざし」「かれはのきもの」といった詩的な表現が、想像力を刺激します。
指で“きつね”の形を作って歌ったり、きつねの絵本やお面製作と組み合わせたりするのもおすすめです。
歌詞の世界を絵や動きで表すことで、言葉と表現の結びつきを自然に育てられます。
たきび
「たきびだ たきびだ おちばたき」――誰もが知る冬の入り口の歌。
焚き火のあたたかさや、友達と過ごす穏やかな時間を感じられる一曲です。
実際に落ち葉を集めたり、焚き火の絵を描いたりしながら歌うと、季節の移り変わりへの気づきが深まります。
また、リズムを感じながら体を揺らすリトミック活動にも最適。
「ぱちぱち」「ゆらゆら」などの擬音語あそびを取り入れて、子どもたちの想像を広げましょう。
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勤労感謝の日に歌いたい「ありがとうの歌」

11月23日は「勤労感謝の日」。
日々の生活を支えてくれる家族や地域の人たち、そして一緒に過ごす先生や友達に「ありがとう」を伝える絶好の機会です。
この日に向けて歌を通して感謝の気持ちを表現することで、“人に想いを伝える力”と“やさしい心”を育てる保育につながります。
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感謝の気持ちを育てるねらい
「ありがとう」は、相手を思いやる最初の言葉。
保育のなかで繰り返し歌いながら、“自分の周りにはたくさんの支えがある”と気づかせてあげることが大切です。
歌詞の意味を丁寧に伝えることで、
「だれにありがとうを言いたいかな?」
「どんなときにうれしかった?」
と子どもたちが自分の気持ちを言葉にするきっかけになります。
歌うことそのものが、言葉では照れくさい“感謝の表現”を自然に伝えられるツールになるのです。
おすすめの歌例
『ありがとうの花』(坂田おさむ)
明るく優しいメロディーが特徴で、感謝の気持ちを素直に表現できる歌です。
発表会や保護者参観にもぴったりで、最後に全員で「ありがとうの花が咲くように」と手を広げる振りをつけると印象的です。
『うれしいひなまつり』替え歌バージョン
行事に合わせて「ありがとうパーティー」などの替え歌にして使うのもおすすめ。
親しみのあるメロディなので、どの年齢の子にも取り入れやすく、発表会や家庭とのつながりづくりにも活用できます。
『せんせいありがとう』
先生や保護者に向けて感謝を伝える定番ソング。
絵本『うまれてきてくれてありがとう』(にしもとよう/黒井健・童心社)と一緒に読んでから歌うと、子どもたちの情景理解が深まり、歌詞と感情が結びつきやすくなります。
実践のヒント
感謝の歌は、ただ歌うだけではなく「伝える」体験とセットにするのがポイントです。
- 「だれにありがとうを言いたい?」と問いかけて、似顔絵カードを作る
- 歌詞をもとにした「ありがとうメッセージ」を壁面やアルバムに飾る
- 家族に向けた「ありがとうのコンサート」を開く
このように、感謝の気持ちを形にして表現する活動を通じて、子どもたちは“人とのつながり”や“思いやりの意味”を実感します。
年齢別に見る歌の取り入れ方
同じ歌でも、年齢によって楽しみ方やねらいは大きく異なります。
発達段階に応じて歌の内容・テンポ・関わり方を工夫することで、子どもたちは音楽をより豊かに感じ取るようになります。
ここでは、0歳〜5歳までの年齢別に「ねらい」と「おすすめの歌」を紹介します。
乳児(0〜2歳)|音とリズムで“心地よさ”を育てる
この時期の子どもは、まだ言葉よりもリズムや音の響きに反応する段階。
保育士の声の温かさやリズムの心地よさを通して、安心感や信頼関係を育てることがポイントです。
ねらい
- スキンシップを通じて安心感をもつ
- 音やリズムの違いを感じ取る
- 身体の動きを通してリズム感を育てる
おすすめ曲
「どんぐりころころ」
「おおきなくりのきのしたで」
「おなかのへるうた」
「まつぼっくり」
歌詞に合わせて体をトントンしたり、抱っこで揺れたりすることで、保育士との“心のふれあい”が生まれます。
特に「おおきなくりのきのしたで」は、テンポを変えるだけで笑顔が広がる万能ソング。
子どもが声を出そうとしたり、動きに反応するようになれば、それが音楽の楽しさを感じているサインです。
幼児(3〜5歳)|歌で“表現する力”を育てる
幼児期に入ると、言葉や感情の表現が豊かになり、「歌う楽しさ」から「伝える楽しさ」へと発展します。
自分の感じたことを歌にのせたり、友達と声を合わせて歌うことで、協調性や達成感も育ちます。
ねらい
- 歌詞の意味を理解し、感情を込めて歌う
- 友達と一緒に歌う喜びを味わう
- 楽器や体の動きを通して表現する
おすすめ曲
「やまのおんがくか」
「しょうじょうじのたぬきばやし」
「もみじ」
「ドレミの歌」
「やまのおんがくか」では、登場する動物や楽器をまねして合奏ごっこに発展させると◎。
「もみじ」では歌詞に描かれた風景を絵で表現し、感性と言葉を結びつける活動に広げられます。
また「ドレミの歌」では木琴や鍵盤ハーモニカを使い、音階に親しむ機会にもなります。
ポイント
歌と一緒に楽しむ音楽あそび・リズム活動
歌の時間をより豊かにするには、リズムや身体表現を組み合わせることが効果的です。
歌う・聴く・動くという三要素を融合させることで、子どもたちは音楽の楽しさを全身で感じ取ります。
特に11月は、落ち葉の音や風の冷たさなど、自然のリズムが身近にある季節。
秋ならではの音や動きをテーマにした活動を取り入れることで、音楽体験がより深まります。
自然の音を探すリトミック
落ち葉の「カサカサ」、木々を揺らす風の「ヒュ〜」、きつねの「コンコン」など――
身のまわりの音をまねして体で表現するリトミック活動は、聴く力と想像力を育てる絶好の機会です。
例:「たきび」や「まつぼっくり」を歌う前に、園庭や散歩で“秋の音探し”をしてみましょう。
見つけた音を口や体で再現しながら「どんな音がした?」「どんな気持ちになった?」と対話を重ねることで、音への感受性が自然に高まります。
活動の最後に、みんなで集めた音を組み合わせて「秋の音楽会」を開くのもおすすめです。
子どもたちの自由な発想が、歌の世界を広げてくれます。
身近な素材で楽器づくり
手作り楽器は、子どもが自ら音を生み出す喜びを感じられる活動です。
難しい材料は不要。身近な素材を使うことで、保育室が一気に“音の実験室”に変わります。
- 紙コップのマラカス(ビーズや小豆を入れる)
- ペットボトル太鼓(布を貼って叩く)
- どんぐりマラカス(秋の素材を活用)
作った楽器を使って「やまのおんがくか」や「どんぐりころころ」を合奏すれば、自分の音が合奏の一部になる体験を味わえます。
リズムがずれても大丈夫。子どもたちは“音を合わせる面白さ”を学びながら、協調性を育んでいきます。
保育のコツ
完成度よりも「音を出す楽しさ」を重視しましょう。
音の違いを聞き比べる時間をつくると、聴覚の育ちにもつながります。
リズムあそびのコツ
リズム活動は、音楽の基礎力を育てるだけでなく、集中力・身体のコントロール・仲間意識も育む時間です。
日々の歌の中でも、次のポイントを意識して取り入れてみましょう。
- テンポを変えて歌う(速く・ゆっくり・ストップ&ゴー)
- 強弱をつける(小さな声→大きな声の変化でダイナミクスを体感)
- 友達とペアで拍を取り合う(手拍子・足踏み・肩たたきなど)
こうした活動を通して、子どもたちは「音を聴いて、感じて、動く」という一連のリズム感覚を自然に身につけていきます。
歌と絵本・製作を組み合わせた活動例
歌は、ただ「歌う時間」にとどまらず、絵本や製作と結びつけることで、子どもの五感を刺激する総合的な表現活動に発展します。
音・色・形・ことば――それぞれの感覚をつなげて体験することで、子どもたちは歌の世界をより深く理解し、自分なりに表現する力を身につけていきます。
11月は自然の移ろいや収穫の喜びなど、季節のテーマが豊富。
歌を軸に絵本や製作を組み合わせると、“感じて・作って・伝える”保育が実現します。
絵本との組み合わせ|物語と歌で広がる世界
絵本を読んだあとに関連する歌を歌うことで、子どもたちは物語の余韻を音に乗せて感じ取ります。
「見る」から「聴く」「動く」へと感覚を広げることで、想像力・表現力・共感力を総合的に育てられます。
- 『どんぐりころちゃん』(みなみじゅんこ) × 「どんぐりころころ」
可愛いどんぐりのキャラクターが登場する絵本。
読み聞かせのあとに「どんぐりころころ」を歌うと、物語と歌の世界が自然にリンクし、子どもたちはまるで歌の中に入り込んだような一体感を味わえます。
どんぐりを転がす遊びやペープサートに展開するのもおすすめです。 - 『きつねのおきゃくさま』(あまんきみこ 作) × 「こぎつね」
秋の森の情景や、思いやりの気持ちを描いた名作。
物語の余韻を受けて「こぎつね」を歌うと、“やさしさ”や“ぬくもり”といった情緒を音楽で表現できます。
歌詞に出てくる“もみじのかんざし”などを実際に見せたり、工作で作ったりすると、より深く世界観に浸れます。
ポイント
絵本と歌をセットにすることで、子どもは“耳で感じる物語”を体験できます。
「絵本 → 歌 → ごっこ遊び」という流れが、保育の一日を自然につなぎます。
製作との連動アイデア|歌詞を“見える化”して理解を深める
歌の世界を実際の形にする製作活動は、子どもの創造力と表現の幅を広げる絶好の機会です。
素材を選び、色を重ね、完成した作品を友達と見せ合う中で、達成感や自尊心も育ちます。
「まつぼっくり」の歌を歌ったあとに、実物を使って工作。
リボンや紙粘土を使って飾りつけをすれば、自然素材に触れながら創造力を育む時間になります。
「もみじ」や「まっかな秋」を歌ったあとに、落ち葉の色を観察して表現。
絵の具スタンプや和紙の貼り絵で作ると、色彩感覚と観察力を養えます。
紙袋に新聞紙を詰めて“おいも”を作ったり、折り紙でいもほりの様子を再現。
歌詞の世界を形にすることで、言葉・イメージ・身体表現の結びつきが強まります。
発展ポイント|活動を「つなげて」深める
1日限りの活動ではなく、歌→絵本→製作→発表といった流れをつくると、子どもの学びが連続します。
最後にみんなで作品を展示したり、保護者に見せながら歌を披露したりすれば、“自分の表現を伝える喜び”が自然に育ちます。
保育のヒント
歌詞の世界を「視覚・触覚・聴覚」で感じられる活動こそ、保育の深まりにつながります。
五感を使って楽しむことが、子どもの心を豊かにする近道です。
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まとめ:歌でつなぐ11月の保育
11月の保育は、秋の終わりと冬の始まりをつなぐ季節の橋渡しのような時期です。
自然の変化を感じながら過ごす子どもたちにとって、歌は「季節を体で感じ、心で表現する」大切な時間になります。
「まつぼっくり」「どんぐりころころ」「たきび」など、昔から親しまれてきた童謡には、自然や人への“あたたかいまなざし”が込められています。
歌を通して季節を感じることは、単に音楽を楽しむだけではなく、感性・協調性・思いやりを育てる教育的な営みです。
また、年齢や発達段階に合わせて「聴く・感じる」から「表現する・つくる」へと活動を発展させることで、
音楽体験がより豊かになり、一人ひとりの個性が輝く時間が生まれます。
リトミックや手作り楽器、絵本・製作との組み合わせなど、歌を中心にした保育の工夫は無限大。
子どもたちの「もっと歌いたい!」という声を大切にしながら、
歌が生活のリズムに溶け込む園づくりを目指しましょう。
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