11月のおすすめ絵本|秋の終わりに感じる「感謝・成長・ぬくもり」を伝える読み聞かせ特集

秋が深まり、冬の気配が近づく11月。
紅葉や木の実、七五三や勤労感謝の日など、季節の行事が豊富なこの時期は、「感謝」「思いやり」「ぬくもり」をテーマにした絵本の読み聞かせにぴったりです。
この記事では、年齢別・テーマ別に厳選した11月のおすすめ絵本をご紹介。
保育士や保護者の方が「今月どんな絵本を読もう?」と迷ったときに役立つよう、読み聞かせのコツや導入アイデアもあわせて解説します。
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11月に読む絵本を選ぶポイント

11月は、秋の終わりと冬の始まりが重なる“季節の転換期”。
気温が下がり始め、木々の色づきや収穫の実り、七五三・勤労感謝の日など行事も多く、「感謝」「成長」「ぬくもり」を感じる絵本が心に響く季節です。
絵本を選ぶときのポイントは、
①季節感 ②行事とのつながり ③心の成長テーマの3つ。
この3要素を意識すると、子どもたちの感性や想像力をぐっと広げることができます。
季節感:秋の終わり〜冬の始まりを意識
11月は、紅葉が深まり、落ち葉が舞い、動物たちが冬支度を始める季節。
自然の変化を感じられる絵本を選ぶことで、「目で見て・耳で聞いて・心で感じる」体験が広がります。
たとえば、
- 『どんぐりとんぽろりん』(武鹿悦子・ひさかたチャイルド)
- 「ぱらぱら」「とんとん」などの音のリズムが心地よく、秋の森を旅するような気分に。

- 『おいもさんがね…』(とよたかずひこ・童心社)
- さつまいもが自分で動き出すユーモラスな展開で、食べ物への関心や季節の実りを自然に伝えます。

保育園や家庭での読み聞かせでは、
「落ち葉の色は何色かな?」「どんなにおいがするかな?」と声をかけると、子どもたちが季節を五感で感じ取るきっかけになります。
行事:七五三・勤労感謝の日・文化の日
11月は、行事を通して子どもたちが“社会とつながる”ことを意識できる時期です。
絵本を通じて、行事の意味や感謝の気持ちを楽しく伝えていきましょう。
- 七五三 → 「大きくなったね」と成長を祝う気持ち
- 勤労感謝の日 → 家族や周りの人への「ありがとう」
- 文化の日 → 芸術・表現活動への興味を育む
おすすめは、
- 『ありがとうのえほん』(いもとようこ)
- 家族や友だちへの感謝を自然に感じられる優しいストーリー。

- 『おとうさんはウルトラマン』(みやにしたつや)
- 忙しく働くお父さんの姿を描き、親子で「ありがとう」を共有できます。

行事をきっかけに、「先生も働いてるね」「おうちの人もがんばってるね」と話すことで、感謝や尊敬の心が芽生える瞬間が生まれます。
心の成長テーマ:「感謝」「思いやり」「自然との関わり」
11月は、寒さの訪れとともに人の温もりが恋しくなる季節。
そんな時期こそ、心を育てる絵本が子どもの内面に深く響きます。
- 『どうぞのいす』(香山美子・柿本幸造)
- うさぎが作った“どうぞのいす”をめぐる物語を通じて、「思いやりの連鎖」がどれだけ世界を優しくするかを感じ取れます。

- 『もりのてぶくろ』
- 自然や動物との触れ合いを描いた作品は、命や環境への敬意を育てるきっかけにもなります。

季節 × 情緒 × 年齢発達
この3つを意識した絵本選びは、子どもの感受性を豊かにし、日常の中に“心の学び”を生み出します。
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【年齢別】11月におすすめの絵本9選

秋の深まりとともに、子どもたちの心も少しずつ変化していく11月。
絵本選びのコツは、年齢に合わせた「感じる力・考える力・共感する力」を育てることです。
ここでは、保育士や保護者が年齢発達に合わせて選びたい11月の絵本を紹介します。
導入の声かけや読み聞かせのヒントもあわせてチェックしてみましょう。
0〜1歳向け:感触・色・音で秋を感じる絵本
この時期の子どもは、ストーリーを理解するよりも「音」「色」「動き」で世界を感じ取ります。
絵本は“言葉のリズム”と“心地よい音”で、季節の変化を伝える最高のツールです。
『くだもの』(平山和子・福音館書店)

リアルな果物の絵と「どうぞ」「ありがとう」のやりとりが温かい名作。家庭とのやりとりにもぴったり。
『ごぶごぶ ごぼごぼ』(駒形克己・福音館書店)

ページをめくるごとに広がる音と色の世界。「音の絵本」として赤ちゃんの感性を刺激します。
『どんぐりとんぽろりん』(武鹿悦子・ひさかたチャイルド)

「ぱらぱら」「とんとん」といったオノマトペが楽しく、秋の音を身体で感じられる一冊。
ポイント
- ストーリーよりも「音とリズム」を楽しむ
- 保育士・保護者が声を少しゆっくりめにし、抑揚をつけて読む
- 読みながら「トントン」「パラパラ」と一緒に体を動かすと、絵本=遊びの時間に変わります。
2〜3歳向け:季節の生活や行事を感じる絵本
2〜3歳は、社会性や季節の行事に興味を持ち始める時期。
「食べる」「着る」「感謝する」など、身近な生活とつながるテーマが理解しやすいです。
『やきいもするぞ』(おくはらゆめ・福音館書店)

「ほっくほく」「あつあつ」といった表現が楽しく、秋の味覚を感じる一冊。おいも掘りやクッキング前の導入にも◎。
『しろくまのパンツ』(ツペラツペラ・ブロンズ新社)

幼児の笑いを誘う仕掛け絵本。繰り返しのリズムが楽しく、言葉のやりとりが活発になります。
『ありがとう』(いもとようこ・至光社)

勤労感謝の日にぴったり。家族・友だち・先生への「ありがとう」が自然に生まれる優しいお話。
導入コメント例:
「おいもってどうやって焼くのかな?」
「しろくまさんのパンツ、どんな柄だと思う?」
→ 子どもが考えて答えたくなる“問いかけ”を取り入れると、集中力と会話力が同時に育ちます。
ねらい:
4〜5歳向け:心の成長・思いやり・感謝を伝える絵本
4〜5歳になると、登場人物の感情を理解し、物語を“自分ごと”として感じられるようになります。
この時期は「心のぬくもり」や「他者への思いやり」を描いた物語がおすすめです。
『100かいだてのいえ』(いわいとしお・偕成社)

想像力を広げ、観察する力を育てる人気シリーズ。繰り返し読んでも新しい発見がある構成です。
『もりのてぶくろ』(八百板洋子・福音館書店)

秋の森の中で動物たちが出会うあたたかな物語。自然とのつながりを優しく伝えます。
『わたしのワンピース』(にしまきかやこ・こぐま社)

雨・草・星空など、自然の模様に変化していくワンピース。自分らしさを大切にする心を育てます。
読み聞かせの工夫:
- 感情を込めてゆっくり読む(登場人物の声を変えると効果的)
- 読後に「どんな気持ちになった?」「あなたならどうする?」と問いかける
子どもの思考力と共感力が育ち、絵本が“対話の時間”に変わります。
【テーマ別】11月に読みたい絵本リスト
「11月 絵本」「勤労感謝の日 絵本」「秋 絵本」などで検索する方の多くは、
「今の季節にぴったりなテーマを取り入れたい」「行事や活動とつなげたい」という思いを持っています。
そこでここでは、11月の読み聞かせにおすすめのテーマ別絵本を紹介します。
どれも、季節や行事を通して子どもたちの感性・想像力・思いやりを育む名作ばかりです。
勤労感謝の日に読みたい「ありがとうの絵本」
11月23日は「勤労感謝の日」。
家族や社会の人が働く姿を描いた絵本を通して、感謝や尊敬の気持ちを育てることができます。
- 『おとうさんはウルトラマン』(みやにしたつや・学研)
- ヒーローの姿を重ねながら、毎日働くお父さんの愛情や頑張りをユーモラスに伝える人気作。
「仕事って、家族を守ることなんだ」というメッセージが子どもの心に残ります。

- 『ありがとう』(いもとようこ・岩崎書店)
- “ありがとう”の言葉に込められた温かさを、動物たちのやりとりを通して感じられる一冊。
勤労感謝の日だけでなく、日常の「ありがとう」を見つける絵本としてもおすすめです。

- 『うまれてきてくれてありがとう』(にしもとよう・絵:黒井 健・童心社)
- 家族や友だちへの愛情を素直に表現できる、やさしい語り口が魅力。
読後に「誰にありがとうを言いたい?」と問いかけると、感謝の輪が広がります。

ポイント:
“感謝を教える”より、“感じる体験”を届けるのが大切。
絵本の中で登場人物が誰かに感謝する場面を共有し、「ありがとうを伝える勇気」を育てましょう。
秋の自然を楽しむ絵本
紅葉や落ち葉、どんぐり、動物の冬支度など、11月は自然が豊かに変化する季節です。
自然を題材にした絵本は、観察力・語彙力・探究心を育てるのにぴったり。
- 『やまのおふろやさん』(とよたかずひこ・ひさかたチャイルド)
- 森の動物たちがお風呂に入る楽しいお話。温かい雰囲気が秋から冬への季節感を伝えます。

- 『どんぐりころころちゃん』(みなみじゅんこ・アリス館)
- わらべうたをベースにしたリズミカルな構成。声に出して読むと、子どもが自然と体を揺らします。

保育や家庭での展開例:
- 「落ち葉を探してみよう」「どんぐりで帽子を作ってみよう」など、自然観察→制作活動へ発展
- 「どんな色の葉っぱを見つけた?」と声をかけて、語彙や表現力を伸ばす
読み聞かせ後の活動とリンクさせることで、絵本の世界を現実の体験に広げられます。
心があたたまるストーリー絵本
寒さが増す11月。子どもたちが「人とのつながり」「ぬくもり」を感じる絵本は、心をほっと温めてくれます。
- 『てぶくろ』(エウゲーニー・M・ラチョフ・福音館書店)
- 動物たちが落ちていた手袋に次々と入っていく名作。譲り合いや思いやりを自然に学べます。

- 『14ひきのあきまつり』(いわむらかずお・童心社)
- 動物たちが落ちていた手袋に次々と入っていく名作。譲り合いや思いやりを自然に学べます。

読後の工夫:
- 「もし自分が○○だったらどうする?」と登場人物の気持ちを考える
- ペアやグループで「ありがとう」「たすけてくれてうれしかったこと」を話す時間を作る
絵本を通して子どもたちは、「優しさは心をあたためるもの」だと感じ取ることができます。
読み聞かせのコツと導入のアイデア
子どもの反応を引き出す工夫
- 声色を変えてキャラクターを演じる
- 文章のリズムに合わせてテンポを変える
- 「このあとどうなると思う?」など質問を投げかける
子どもが自分で考えたり、参加したくなる読み方を意識しましょう。
季節の製作や活動と組み合わせる
絵本の内容を保育活動につなげると、理解が深まります。
絵本→活動→おたより文例 という流れで保護者にも共有すると効果的です。
家庭とのつながりを深める読み聞かせ
「今日読んだ絵本をおうちでも読んでみてくださいね」
「お子さんが“ありがとう”を言ってくれました」など、
家庭に伝える一言を添えることで園と家庭の信頼関係が深まります。
【保育士コメント】現場で人気の絵本TOP3
実際の現場で人気の高い3冊を、保育士の声とともに紹介します。
①『どうぞのいす』(3〜5歳)
「“どうぞ”のやりとりが自然と増えた。優しい雰囲気がクラスに広がる一冊。」
②『どんぐりとんぽろりん』(0〜2歳)
「音に反応して笑顔があふれる!お散歩前の導入にもぴったり。」
③『14ひきのあきまつり』(3〜5歳)
「行事や製作前に読むと、季節を感じて創作意欲が高まる。」
現場目線の選書ポイント:
- 季節・活動に連動できるか
- 読後に「やってみたい!」が生まれるか
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まとめ:11月は“感謝とぬくもり”を感じる絵本の季節
秋から冬へと移り変わる11月は、心を温める物語に出会う季節です。
どんぐりや焼きいも、家族や友だちとの関わりを描いた絵本を通して、
子どもたちは“ありがとう”や“思いやり”の気持ちを自然に育んでいきます。
保育園でも家庭でも、読み聞かせの時間が心をつなぐひとときになりますように。
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