保育士は国家資格?資格の取り方と試験内容をわかりやすく解説

「保育士は国家資格じゃない」と聞いたことはありませんか?
実は、保育士は児童福祉法で定められた国家資格であり、有資格者だけが「保育士」と名乗れます。
この記事では、
- 保育士資格が国家資格である理由
- 国家資格を取得する2つのルート
- 保育士試験の内容や免除制度
を初心者にもわかりやすく解説します。
これから保育士を目指す方や、資格取得を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
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保育士資格は国が認める「国家資格」だった!
「保育士は国家資格じゃない」と聞いたことがある方もいるかもしれませんが、
実際には国が正式に定めた国家資格です。
2003年の児童福祉法改正により、それまで「保母」と呼ばれていた資格が国家資格「保育士」として位置づけられました。
これにより、保育士は専門的な知識と技術を持つ“国家が認める専門職”として扱われるようになったのです。
2003年の法改正で「保母」から「保育士」へ
もともと保育の仕事は、女性限定の「保母資格」として扱われていました。
しかし、保育士の専門性を明確にし、性別を問わず誰でも従事できるようにするため、2003年11月に児童福祉法が改正されました。
児童福祉法 第18条の4
保育士とは、保育士登録簿に登録を受け、専門的知識および技術をもって児童の保育や保護者への指導を行う者をいう。
(出典:e-Gov 法令検索)
この改正によって、「保母」「保父」という呼称は廃止され、男女問わず「保育士」という名称で統一されました。
保育士の社会的地位向上と、専門性の確立を目的とした大きな転換点といえます。
保育士は「名称独占資格」
保育士資格は、名称独占資格に分類されます。
これは、資格を持っていない人が「保育士」と名乗ることを法律で禁止している制度です。
- 資格を持つ人だけが「保育士」と名乗れる
- 無資格者はどんなに保育経験があっても「保育士」を名乗れない
この仕組みにより、保育士という名称に対する信頼性が守られています。
つまり、保育士資格を取得していなければ、保育の専門職として働くことはできません。
保育士資格が国家資格である理由
保育士は、単に「子ども好きな人が働く仕事」ではなく、子どもの命と成長を支える国家認定の専門職です。
国家資格となった背景には、以下のような目的があります。
- 子どもの安全・発達を支える知識と技術を標準化するため
- 保育の質を全国的に一定水準に保つため
- 保育士の社会的信頼と待遇を向上させるため
このように、保育士資格は子どもと家庭を支える重要な国家資格。
「保育士」と名乗れるのは、国が認めた資格を持つ人だけなのです。
国家資格「保育士」を取得する2つの方法

保育士資格を取得するには、大きく分けて2つのルートがあります。
どちらを選ぶかは、今の学歴やライフスタイル、働きながら学びたいかどうかによって変わります。
それぞれの特徴を理解し、自分に合った方法を選ぶことが大切です。
指定養成校を卒業して資格を取得する方法
1つ目は、都道府県知事が指定した「保育士養成施設」を卒業するルートです。
このルートでは、卒業時に自動的に保育士資格が付与されるため、国家試験を受ける必要がありません。
養成施設には、次のような種類があります。
- 4年制大学
- 短期大学(2〜3年制)
- 専門学校
- 通信制・夜間課程のある学校
それぞれの学校で、保育原理・子どもの発達・実習などの単位を修得し、卒業すれば資格を取得できます。
また、実習を通して現場経験を積みながら学べるのも大きなメリットです。
メリット
- 国家試験が不要
- 実習を通して現場経験を積める
- 学校経由で就職サポートを受けられる
デメリット
- 学費や通学時間の負担がある
- 卒業までに2〜4年かかる
社会人や子育て中の方には、通信制のカリキュラムを設けている学校も増えており、働きながら資格取得を目指すことも可能です。
保育士試験を受けて資格を取得する方法
2つ目は、「保育士試験」に合格して資格を得るルートです。
大学・短大・専門学校の卒業者であれば、学部や学科を問わず受験資格を持っています。
また、高卒や中卒でも、児童福祉施設で一定期間働くことで受験資格を得られます。
受験資格の目安
- 高校卒業+児童福祉施設で2年以上勤務(2,880時間以上)
- 中学校卒業+児童福祉施設で5年以上勤務(7,200時間以上)
このように、学歴に関係なく挑戦できるのが保育士試験ルートの魅力です。
ただし、筆記試験・実技試験の両方に合格する必要があり、計画的な学習と継続的な努力が求められます。
こんな人におすすめ
- 働きながら資格を目指したい人
- 学費を抑えて資格を取りたい人
- すでに他業種でキャリアがあり、転職を考えている人
どちらのルートにもメリットがありますが、重要なのは「自分の生活に合った方法で無理なく続けること」。
保育士資格は国家資格のため、一度取得すれば一生有効です。長期的な視点でルートを選びましょう。
保育士試験の内容と実施時期をチェック
保育士試験は、筆記試験と実技試験の2段階構成で行われます。
まず筆記試験に合格した人だけが、実技試験に進むことができます。
出題範囲は広いですが、合格した科目は3年間有効のため、複数回に分けて受験する人も多くいます。
試験の実施時期
保育士試験は年に2回(前期・後期)実施されます。
2025年度のスケジュールは以下の通りです。
- 前期試験
筆記試験:4月19日(土)・20日(日)
実技試験:6月29日(日) - 後期試験
筆記試験:10月18日(土)・19日(日)
実技試験:12月7日(日)
年2回チャンスがあるため、学習スケジュールを立てやすく、社会人や子育て中の方も無理なく挑戦できます。
筆記試験の内容
筆記試験では、保育に関する基礎知識や心理、福祉、栄養など、幅広い分野から出題されます。
全9科目で構成されており、各科目で満点の6割以上を取ると合格となります。
筆記試験の科目一覧
- 保育の心理学
- 保育原理
- 子ども家庭福祉
- 社会福祉
- 教育原理
- 社会的養護
- 子どもの保健
- 子どもの食と栄養
- 保育実習理論
中でも「教育原理」と「社会的養護」はセットで評価され、どちらも6割以上得点しなければ合格できません。
実技試験の内容
筆記試験にすべて合格した人だけが受験できる実技試験では、3つの分野から2つを選択します。
- 音楽表現(ピアノ・ギターで弾き歌い)
- 造形表現(保育場面をテーマに描画)
- 言語表現(子ども向けに昔話を語る)
どの分野も、保育現場での実践力が求められる内容です。
「音楽」「造形」「言語」から自分の得意分野を選べるため、強みを活かして受験できます。
筆記試験の平均合格率は約30%。
一見ハードルが高そうに思えますが、1科目ずつ確実に合格を積み上げていける制度のため、コツコツ取り組めば十分に合格を目指せます。
関連資格で試験科目が免除されるケースも

「保育士試験、すべての科目を受けるのは大変そう…」と感じる方もいるかもしれません。
実は、すでに保育や福祉に関する資格を持っている人は、保育士試験の一部科目が免除される場合があります。
効率的に資格を取りたい方は、ぜひ自分が対象かどうかを確認してみましょう。
幼稚園教諭免許状を持っている場合
幼稚園教諭免許を持っている人は、「保育の心理学」「教育原理」「実技試験」の3科目が免除されます。
さらに、2029年度末まで実施される「幼保特例制度」を活用すると、条件次第で全科目免除となる場合もあります。
【特例の対象例】
- 幼稚園で3年以上(4,320時間以上)勤務した人
- 認定こども園で2年以上(2,880時間以上)勤務した人
特例対象者は、指定された養成施設で単位を修得することで、国家試験を受けずに保育士資格を取得可能です。
時間と費用を大幅に抑えられるのが大きな魅力です。
福祉系国家資格を持っている場合
次のいずれかの国家資格を持っている人も、一部科目が免除されます。
- 社会福祉士
- 介護福祉士
- 精神保健福祉士
これらの資格保持者は、「社会的養護」「子ども家庭福祉」「社会福祉」の3科目が免除対象です。
資格登録証の写しを提出するだけで適用されるため、手続きも簡単です。
こうした制度を活用すれば、受験負担を軽減しながら、より短期間で国家資格を取得できます。
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まとめ:国家資格の保育士は一生モノの専門職
保育士は、国が定める児童福祉法に基づく国家資格です。
資格を取得すれば、どの地域でも通用する一生モノのスキルとして活かせます。
養成校ルートでも試験ルートでも、自分のペースで挑戦できるのが魅力。
子どもたちの成長を支える「国家資格保育士」として、次の一歩を踏み出しましょう。
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