日本で唯一の元施設職員インフルエンサー ふなちゃん様 インタビュー

保育士の資格を持つ人の活躍の場は、保育園や幼稚園だけではありません。児童養護施設、ベビーシッター、そしてSNS発信など、多様なフィールドで子どもと向き合う人たちがいます。
今回は、元児童養護施設職員であり、現在はベビーシッターやインフルエンサーとして活動する「ふなちゃん」さん にインタビューしました。
施設で働く中で感じた子どもたちの力、保護者との関わり方、そして「保育と福祉をつなげたい」というビジョン。
現場を知るからこそ語れるリアルな言葉は、これから保育士を目指す人や現場で働く先生方にとって大きなヒントになるはずです。
プロフィール
ふなちゃん
元児童養護施設職員。保育士・幼稚園教諭・社会福祉士の資格を持ち、現在はベビーシッターやSNSマーケティングの仕事に携わる傍ら、インフルエンサーとしても活動中。
児童養護施設での勤務経験を活かし、保育や福祉の現場のリアルを発信しながら、子ども支援や保護者支援のあり方を社会に広く伝えている。
現在の活動について


まずは現在のお仕事や活動について教えていただけますか?

SNSマーケティングの仕事をしながら、保育士資格を活かしてベビーシッターもしています。
また、児童福祉の経験を活かした社会活動や情報発信にも力を入れています。
保育の道を選んだきっかけ

もともと子どもに関わる道を選ばれたきっかけはなんだったのでしょうか?

弟が2人いて年齢が離れていたので、共働きの両親に代わって面倒を見る機会が多かったんです。
その経験が自然と保育や子どもに関わる仕事につながりましたね。
児童養護施設での経験が与えた影響


児童養護施設での勤務経験は、どんな影響を与えていますか?

私にとってすべての基盤ですね。
児童養護施設には主に2歳頃から18歳ごろまでの子どもたちがくらしています。
家庭で育った後に施設に入る子も多く、「私の普通」と「その子の普通」が違う。子どもたちから学ぶことが本当に多かったです。
子どもから学んだこと

印象に残っている出来事はありますか?

こちらが教えるというより「聞くこと」が大切だと痛感しました。
毎日ただ聞き続けることで、心がつながる感覚がありました。
子どもは職員や大人をよく見ていますし、信頼関係の大切さを教えてもらいましたね。
保護者とのコミュニケーション

保護者との関わりで意識していることはありますか?

あまり「指導的」にならないことです。SNSでの発信でも、現場でも同じで、知識を押しつけるのではなく雑談の延長で寄り添う。
たとえば「今日お仕事どうでした?」とか「髪型変えました?」といった会話を通じて、自然に信頼関係を築くことを大事にしています。
SNS発信の意義


SNS発信が保育や子ども支援にどう役立っていると感じますか?

直接保育をするだけでは伝えきれない思いや学びを、発信を通じて保護者さんに知ってもらえます。
発信を見て「この人なら安心して子どもを任せられる」と思ってもらえるのは大きいですね。信頼を積み上げる仕事だと思っています。
保育業界の課題

保育や施設の現場で改善してほしい課題は?

難しい事案を職員が1人で抱え込んでしまうことですね。
私も一つのフロア14人の子どもを1人で対応する場面がありました。警察に連絡が必要なケースや体調不良の子が出たとき、相談できる人がいない状況では大きなプレッシャーを感じました。
保育園の先生も「自分のクラスは自分で」と抱え込む傾向があると聞きます。もっとケース検討の時間や、チームで支える仕組みが必要だと思います。
資格がもたらす強み

保育士・幼稚園教諭・社会福祉士の資格をどう活かしていますか?

知識を学ぶことはもちろんですが、大事なのは「引き出しを増やす」こと。資格を取っても分からないことは必ず出てきます。
そこで勉強を重ねることで選択肢が増え、行き詰まらなくなる。それが自分の心の安定にもつながっています。
今後の挑戦


これからどんな挑戦をしていきたいですか?

保育と福祉の連携をもっと進めたいです。
これまでは「保育」と「福祉」が別の領域のように扱われてきましたが、実際はつながっています。
保育士が発達支援に詳しくなったり、福祉職と連携するなど、もっと壁をなくしていきたいです。
保育士を目指す方へのメッセージ

最後に、これから保育を目指す方や現場で働く保育士さんへメッセージをお願いします。

ぜひ児童養護施設で働く道も考えてほしいです。
保育士資格があれば、幼児だけでなく大学生まで幅広い子どもと関われます。
大きい子を支えるのは怖いと思うかもしれませんが、とてもやりがいがあります。ぜひいろんな選択肢に挑戦してみてください。
ふなちゃんさんの挑戦 ― クラウドファンディング

インタビューの最後に、ふなちゃんさんから新しい挑戦について伺いました。
2025年10月から、かつて担当した施設出身の若者と一緒に カンボジアの孤児院を訪問するスタディツアー を計画し、そのクラウドファンディングに挑戦するとのこと。
「家庭を頼れない若者が社会に出て悩みを抱えたとき、新しいきっかけを一緒に作りたい」と語っていました。
ここは皆さんもぜひ クラウドファンディングのページをチェックして、温かい応援を届けていただければ幸いです。
まとめ
今回のインタビューでは、ふなちゃんさんの児童養護施設での経験・子どもや保護者との関わり方・保育業界への課題意識・未来のビジョンが語られました。
保育士という資格は「園で働く」だけでなく、福祉・シッター・発信活動など多様なフィールドで活かすことができます。
保育や福祉の現場を目指す方は、ぜひ「自分のキャリアの選択肢」を広げてみてください。
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