保育士×Webデザイナーみゆきさんインタビュー

保育士、Webデザイナー、そして母親。
一見両立が難しそうに思える3つの役割を持ちながらも、自分らしいキャリアを築いているのがみゆきさんです。保育の現場での経験と、Webを通じた発信の力を掛け合わせることで、彼女は新しい働き方を切り拓いています。
今回のインタビューでは、その原点や苦労、そしてこれからのビジョンについて語っていただきました。
プロフィール
保育士歴8年。現在は現役保育士として働きながら、フリーランスのWebデザイナーとしても活動中。
3歳児の母であり、子育てと仕事の両立を日々実践している。
保育の経験を活かしつつ、デザインを通して「保育業界をより良くしたい」という想いを持ち、園や保護者に寄り添う活動を続けている。
自己紹介と現在のお仕事


まずは自己紹介をお願いします。

保育士であり、現在はフリーランスのWebデザイナーとしても活動しています。
週2日は墨田区の子育て広場でボランティア保育士をしていて、3歳の子どもの母親でもあります。
毎日「保育園行かない!」と戦いながら、ワンオペ育児と仕事を両立しているところです。
保育士を目指したきっかけ

保育士を志した理由を教えてください。

家庭が裕福ではなく団地で育ったのですが、その1階に保育園がありました。
小さい頃から、園児や先生の楽しそうな声が日常のBGMのように聞こえてきて、自然と「私も先生になりたい」と思ったのが原点です。
Webデザインを始めた理由


デザインの道に進んだきっかけを教えていただきたいです。

保育は尊く楽しい仕事なのに、世間ではネガティブに語られることも多く、やるせなさを感じていました。
出産後、心身が限界になり適応障害で休職。その中で「家庭を大事にしながら保育業界に貢献できる道」を模索するうちに出会ったのがWebデザインでした。園や業界の魅力を発信する力になれると気づいたんです。
両立の壁と工夫

保育士・デザイナー・母親の両立で大変なことはありますか?

一番の壁は「時間の確保」です。家事育児で時間がなく、睡眠を削って作業したことも。
今は「頑張れるライン」を把握し、無理しすぎず続けられるバランスを見つけています。
保育士としてのやりがい


保育士として印象的だった瞬間はありますか?

0歳から3年間同じ子どもたちを担任した経験があります。ミルクも飲めなかった子が運動会で走る姿を見たとき、「尊い瞬間に立ち会っている」と感動しました。
育休中に会いに行くと「赤ちゃん元気?」と声をかけてくれる子もいて、保育士冥利に尽きましたね。
デザイナーとしてのやりがい

デザインの仕事でやりがいを感じるのはどんな時ですか?

完成品の美しさ以上に、クライアントと一緒に課題を整理し、ゴールを共有するプロセスが好きです。
ただHPを作るのではなく「求人を増やしたい」「集客をしたい」といった本当の目的を聞き出し、一緒に「これを実現できたら最高ですね」と一致する瞬間が嬉しいですね。
保護者や子どもとのエピソード


印象的な出来事はありますか?

歯磨きを嫌がる子に、遊びの中でオリジナルの歯磨きソングを歌ったことがありました。
後日、保護者の方から「最近歯磨きしてくれるようになって、変な歌を歌ってます」と(笑)。その子が覚えて歌ってくれていたんです。
保育の何気ない関わりが生活に繋がったのが嬉しかったですね。
母親と保育士の視点の違い

自分の子育てを経験して気づいたことを教えてください。

保育士だから育児も楽勝と思っていましたが、全然別物でした。保育は交代制で終わりがありますが、育児は「代わりがいない」「終わりがない」。孤独を感じることも多かったです。
その経験があるからこそ、今は保護者により寄り添いたいと思い、子育て広場でも活動しています。
これからの理想の働き方

今後のビジョンを教えてください。
最終的な理想は「地域の居場所づくり」。
子育て広場・駄菓子屋・子ども食堂が一体になったような場所で、世代を超えて集える場をつくりたい。
その場でニコニコ見守るおばあちゃんになれたら最高ですね。
「ナーサリーゲート」での挑戦


現在取り組んでいる活動はありますか?

保育士フリーランスチーム「ナーサリーゲート」を立ち上げました。
保育園の求人やSNS、HP制作を支援し、採用力や認知度を高めることで、最終的に子どもたちに良い循環を届けたいと考えています。
保育士を目指す人へメッセージ

最後に、これから保育士を目指す方へメッセージをお願いします。

「数ある仕事から保育を選んでくれてありがとう」と伝えたいです。
現場は本当に尊い場所。けれどもし悩んで離れる選択をしても、それも正解だと思います。
大切なのは「自分の軸」を持つこと。気楽にお茶をしながらでもいいので、一緒に考えていけたら嬉しいです。
まとめ
保育士・Webデザイナー・母親という3つの役割を抱えながら、自分らしく挑戦を続けるみゆきさん。
その姿勢から伝わってくるのは「完璧じゃなくていい」というメッセージでした。
子育てや仕事に追われながらも、自分の「好き」を大切にし、掛け合わせて新しいキャリアを築く。その挑戦は決して派手ではありませんが、日々の積み重ねの中で確実に輝きを放っています。
「好きなことを諦めずに挑戦する」――この言葉は、両立に悩む保育士や子育て世代にとって、そっと背中を押してくれるはずです。
保育の現場で得た経験を糧に、デザインを通じて業界へ還元し、さらに子どもや保護者の心に寄り添おうとするみゆきさんの姿は、まさに“新しい時代の働き方”を体現しています。
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